9月16日に北京で開催された「香山フォーラム」で、ファン・ヴァン・ジャン大将は、「不平等があれば、強権が横行しやすい。主権を尊重しなければ、侵略や侵攻を招きやすい」と、遠回しな表現を排したメッセージを発した。同氏は、国家は大小を問わず、互いの独立と正当な利益を尊重すべきであり、他国を不安定化させることで自国の安全保障を図ってはならないと強調した。北京で直接開催されたフォーラムにおいて、これらの言葉は明らかに特別な重みを持っていた。

さらに注目すべきは、この原則に関するメッセージが、南シナ海をめぐる論争が激化しているまさにそのタイミングで発せられたことだ。ベトナムは、ホアンサ諸島における外国の活動について、ベトナムの許可を得ていないものは「違法かつ無効」であると主張している。これに対し中国側は、北京が主権を主張する領土上での必要な施設の建設は国家主権の問題であり、ベトナムにはこれを批判する権利はないと反論した。国際メディアが報じた衛星画像からも、ハイサム礁近くのババ礁における新たな施設の建設が確認されている。
では、問題の核心はどこにあるのか。おそらく、言葉と現実の間の隔たりにあるのだろう。一方は平等、主権、国際法を強調し、他方は係争地域に対する主権を主張している。ベトナムは同時に、国際法および1982年の国連海洋法条約(UNCLOS)に基づき、平和的な手段で紛争を解決することを再確認している。外交の場では、一言一句が慎重に吟味される。しかし、現場では、一つひとつの建設工事や動きが現状を変えかねない。だからこそ、「平等がなければ強権がはびこる」という言葉は、単なるフォーラムでの発言にとどまらない――それは、主権に関する主張にまだ共通の認識が見出されていない中で、誰がルールを決定するのかという、より大きな問いを投げかけているのだ。










